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ハラミュージアムアークまで行きました。
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美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方
ハラミュージアムアーク
2006.7.1~2006.8.27

>>展示概要
「ミッフィー」(うさこちゃん)の生みの親であり、現代のオランダを代表する絵本作家/
グラフィックデザイナー、ディック・ブルーナ。本店は1997年に出版されたブルーナの絵本
「ミッフィーのたのしいびじゅつかん」をガイドとし、幅広い年齢層の方々に、ブルーナ作品と
あわせて、原美術館コレクションから選ばれた珠玉の現代美術作品を楽しんでいただく展覧会です。
(展覧会チラシより)

以下感想




>>感想
ハラミュージアムアークまで行ってきました!遠かった…。群馬県の渋川ですから…!
東京からは片道、電車で2時間半ほど。(新幹線を使わなかったのもあるんですが…)
伊香保温泉のすぐ近く、伊香保グリーン牧場内にある美術館です。
なので、グリーン牧場で入場券を買って(1200円)、その料金の中に美術館の料金も含まれる
というシステムでした。

ここの美術館は磯崎新さんの建築で、その低層の建物と、自然との融合というか、
そういった美術館の建物自体にも前々から興味があって行きたかった美術館の一つでした。

展覧会は、がんばって遠出したことを後悔しないだけの満足感を得られました!
(こんなに時間かけていって、たいしたこと無かったらホントショックですよ…)

ディック・ブルーナの作品の優しくってあたたかい雰囲気と、ここの美術館の雰囲気が
とても合っていて、展示室の扉を開いて入って思わず、
「おぉーー…」
と、一瞬立ち止まってしまいました。
吹き抜けの天井がとても明るくて、木のぬくもりを感じるその展示室で…。
作品との相性バッチリ☆です。
実際行ってみるまでは、「もっと東京近辺の美術館でやってもいいのにぃ…」
なんてちょっと思っていたんですが、実際に見てみて納得。
「ここの美術館でこそやるべき!」と…。

展示内容は、以下の3つのセクションに分かれていて
1,見てみよう
2,考えてみよう
3,作ってみよう
それぞれ別のコンセプトで作られていました。

まず、「見てみよう」のセクションでは、絵本「ミッフィーのたのしいびじゅつかん」
のストーリーに沿って、作品解説をしながら、原美術館コレクションの
現代美術作品が紹介されていました。

この「見てみよう」の展示は、大人も子供も難しがらずに、現代美術を楽しめる
そんな展示だなぁと思いました。私が行ったときは、会場で小さな子供は
見かけなかったのですがこの展示なら、美術館に興味がなかったりする子でも
ちゃんと楽しめるのではないかなって思います。

私的に、この展示のなかでの収穫は、カルダーのモビールが生で見れたこと!
色もかたちも素敵でした。あれが鉄でできてるなんて…

つぎに、「考えてみよう」ですが、ここではブルーナによるペーパーパック(文庫本)やポスター、
絵本の原画が展示され、その様々な手法、背景にあるコンセプトを検証し、
作家の足跡をたどる。といった内容でした。

私は、ここで初めて、絵本作家になる前の、グラフィックデザイナーとしての
ブルーナ作品に触れることができてよかったです。
このデザイナーとしての作品でも、絵本と同じようなブルーナらしい図形の扱いも見られたし、
やっぱりここの中でも、動物や子供をモチーフとした作品には、
ブルーナ独特の優しい、暖かい雰囲気があるなーと感じました。

また、彼の作品のすごく単純で簡潔な色遣いと線が、どうやって生み出されていくのかも
知られたのがこの展示ではとてもよかったです。
彼の作品作りは、一枚の絵を描くのに、100枚の下絵を描くことさえあるくらいに、
すごく丁寧に、決まった行程を着実に歩んで一つの作品をつくるといった印象です。
そこからは、一枚の絵に対するこだわりとか、情熱を感じたし、すごい人だなぁ…と思いました。
また、彼が作品を作る上でマティスの切り絵をお手本にしていたというのを知って、
作品を見てみると、本当に
「あ!こことかマティスからの影響かなっ!」
とか、発見もあっておもしろかったです。

最後、「作ってみよう」のコーナーではブルーナの手法を使って、用意されたワークシートで
「ぬりえ」や「いろがみワーク」を体験するというものでした。
(私は結局やらなかったのですが…。子供にはすごく楽しめるコーナーだと思います!)

全体の印象として、ブルーナの暖かい優しい世界が感じられる良い展示で、
私は、すっかりブルーナファンになってしまいました。

いままではミッフィーをただかわいい絵本のキャラクターくらいにしかみていませんでしたが、
その絵本の制作過程や、様々なブルーナの社会活動、履歴を見て、
その活動はすばらしいと思ったし、本当に素敵な人だなと思いました。

今年の2月にはオランダのユトレヒトに「ディック・ブルーナ・ハウス」という美術館が
できたみたいで、ぜひ行ってみたいと興味を持ちました。

この展覧会は、絵本に興味がある人も、教育に興味がある人も、大人も子供もたのしめる
そして、勉強になるいい展覧会だと思うので、もう残りわずかですが、行ってみる価値アリ!です。

ブルーナの本(「ディック・ブルーナのすべて」)欲しいな…。
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by mm07_d | 2006-08-22 21:58 | 展覧会
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