by blanc |
2006年 08月 21日
アレクサンダー・ゲルマン「ニューヨーク・コネクション」展 ギンザグラフィックギャラリー 2006.8.4〜2006.8.28 >>展示概要 「アレクサンダー・ゲルマンは、ゲルマンもしくはGlmnとして知られ、 ニューヨーク、ロンドン、東京を拠点に圧倒的な存在感を示してきた。 先鋭かつ極めて合理的な視点から生み出される作品は、グラフィックからWebデザイン、 映像など多岐にわたり、2001年にはニューヨーク近代美術館が選ぶ 「あらゆるメディアにおいて、世界で最も影響力のある現代のアーティスト」 の一人に選出されている。 本展はゲルマン初の大規模な回顧展である。 この20年間の活動の中で明かしきれなかった実験的な作品、中でも 「elemental visual narratives」(意:元素視覚文字) と題された初公開の映像を初め、数々の新作、進行中のプロジェクトを紹介する。」 (展覧会チラシより) 以下感想へ >>感想 一貫して彼の作品のから受けた印象は…「ユーモラスさ」 私は、彼について、どんな人、どんな作品か、全く事前知識なく見に行ったのですが、 問題なく、楽しむことができました。 一番印象に残った作品は、地下展示室にあった、サッカーコートのラインを使った作品。 文章で説明するのも難しいので、感想だけ書きますが、 ラインを顔にみたてるユニークさ、その図形遊びが単純におもしろくて、 なんだか微笑ましい印象。 思わず顔がニヤっと…。 彼の作品は、色数はすごく絞って一枚にだいたい2,3色。 完全に平面、2次元のの世界の図形のおもしろさと、 構図のかっこよさで成り立っているんだなぁ。 すごいシンプルだけれど、簡単って言うわけではなくて、ちゃんと意図が伝わって…。 すごいなぁ…。 二次元の世界のおもしろさ、魅力があふれた作品でした。 また、今回の展示の中での目玉でもある映像作品は、 立体メガネ(青と赤のレンズが左右それぞれについているあのメガネ)をつけて見るのモノ。 音と共にリズミカルに鉄条網(?)の図形が様々に重なるのは、映像以外の 作品にも見られる図形遊びとユーモラスさが、静止画とはまた違ったかたちで感じられて、 楽しめました。 展示会場の印象は、シンプルにいつものgggの展示と変わらない印象でしたが、 若干、作品同士が近く、窮屈な印象。 あと、仕方ないのかもしれないけれど、 地下の映像作品の音がちょっと大きすぎるように感じました。 地下で天井が低いせいもあると思うのですが…。 まぁ慣れてしまえば、気にならない程度でした。 アソビゴコロとかっこよさ…。うーん。すごいね。
by mm07_d
| 2006-08-21 16:34
| 展覧会
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