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by blanc
アレクサンダー・ゲルマン「ニューヨーク・コネクション」展に行きました。
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アレクサンダー・ゲルマン「ニューヨーク・コネクション」展
ギンザグラフィックギャラリー
2006.8.4〜2006.8.28

>>展示概要
「アレクサンダー・ゲルマンは、ゲルマンもしくはGlmnとして知られ、
ニューヨーク、ロンドン、東京を拠点に圧倒的な存在感を示してきた。
先鋭かつ極めて合理的な視点から生み出される作品は、グラフィックからWebデザイン、
映像など多岐にわたり、2001年にはニューヨーク近代美術館が選ぶ
「あらゆるメディアにおいて、世界で最も影響力のある現代のアーティスト」
の一人に選出されている。
本展はゲルマン初の大規模な回顧展である。
この20年間の活動の中で明かしきれなかった実験的な作品、中でも
 「elemental visual narratives」(意:元素視覚文字)
と題された初公開の映像を初め、数々の新作、進行中のプロジェクトを紹介する。」
(展覧会チラシより)


以下感想へ



>>感想
一貫して彼の作品のから受けた印象は…「ユーモラスさ」
私は、彼について、どんな人、どんな作品か、全く事前知識なく見に行ったのですが、
問題なく、楽しむことができました。

一番印象に残った作品は、地下展示室にあった、サッカーコートのラインを使った作品。
文章で説明するのも難しいので、感想だけ書きますが、
ラインを顔にみたてるユニークさ、その図形遊びが単純におもしろくて、
なんだか微笑ましい印象。
思わず顔がニヤっと…。

彼の作品は、色数はすごく絞って一枚にだいたい2,3色。
完全に平面、2次元のの世界の図形のおもしろさと、
構図のかっこよさで成り立っているんだなぁ。
すごいシンプルだけれど、簡単って言うわけではなくて、ちゃんと意図が伝わって…。
すごいなぁ…。
二次元の世界のおもしろさ、魅力があふれた作品でした。

また、今回の展示の中での目玉でもある映像作品は、
立体メガネ(青と赤のレンズが左右それぞれについているあのメガネ)をつけて見るのモノ。
音と共にリズミカルに鉄条網(?)の図形が様々に重なるのは、映像以外の
作品にも見られる図形遊びとユーモラスさが、静止画とはまた違ったかたちで感じられて、
楽しめました。

展示会場の印象は、シンプルにいつものgggの展示と変わらない印象でしたが、
若干、作品同士が近く、窮屈な印象。
あと、仕方ないのかもしれないけれど、
地下の映像作品の音がちょっと大きすぎるように感じました。
地下で天井が低いせいもあると思うのですが…。
まぁ慣れてしまえば、気にならない程度でした。

アソビゴコロとかっこよさ…。うーん。すごいね。
by mm07_d | 2006-08-21 16:34 | 展覧会
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